皆さん、ご自宅ではどのようにヘアケアをしているでしょうか?
中にはホームケアだけではなく美容室に行くたびに、しっかりとトリートメントをしてもらっているという意識の高い方もいらっしゃるかもしれません。
一見、メリットしかないと思いがちなトリートメントも、使用方法を誤ればせっかく美容室で整えた髪もスタイリングの決まらない扱いにくい髪へと変わってしまう可能性も・・・。
今回はそんなことにはならないよう、普段使いのトリートメントの種類や使用方法の違いについてご紹介していこうと思います。
どれを選べばいいの?トリートメントの種類と特徴とは!
トリートメントには、主に入浴中に使用する流すタイプのインバストリートメントと、お風呂上りや朝のスタイリング時に使用する流さないタイプのアウトバストリートメントがあります。
この2種類のトリートメントは、重視されているものが明確に変わってきますので、雑誌や知人からのおススメで購入しても、自身の気にしている髪の状態に当てはまっていなければ期待していたような効果は発揮されず、ガッカリしてしまうことも考えられます。
『そんなことを言われても自分ではどのトリートメントを選べば良いのか分からない!』なんて方も多いと思いますので、各種トリートメントのおさえるべきポイントを下記にまとめましたので、しっかりとポイントを押さえて自身に合った商品を選ぶようにしましょう!
インバストリートメント
シャンプー後などに軽く水気を切り、髪の毛の中間から毛先になじませて使用するトリートメントです。
水気を切ってなじませることによって毛髪の内部までしっかりと浸透することができ、髪に必要なたんぱく質やアミノ酸、脂質などを補給することができ、集中的にダメージを補修することができます。
お悩みに合わせて、軽い仕上がりのサラサラタイプとボリュームを抑えるしっとりタイプがありますので、毎日のスタイリング方法によって選ぶ必要があります。
少し残し気味に流した方がいいと思われがちですが、使用後はしっかりと流す必要があり、髪に残ってしまうとベタつきや頭皮の臭いの元となってしまい、頭皮環境の悪化の原因になってしまうので注意が必要です。
アウトバストリートメント
髪の毛を乾かす前やドライヤー使用後または外出前などに、中間から毛先になじませるように使用するトリートメントです。
流す必要がなく外出先でも気軽に付け直しができるので、使い勝手の良いトリートメントです。
インバストリートメントとは違い内部補修ができるわけではなく、主に髪の表面をコーティングして整えたり、ドライヤーやヘアアイロン、紫外線など日常的に起こりうる様々な外的刺激に対しての保護としての効果に期待ができます。
最近では、たばこや焼き肉などの際についてしまう気になる臭いなどにも対応できるようになっていて、さらに効果の幅が広がっています。
アウトバストリートメントにもいくつか種類があり、軽い仕上がりでさらっとするオイルタイプと水分も適度に補給してしっとりするミルクタイプに分かれています。
合わせて読みたい

あなたは大丈夫?トリートメントの誤った使用方法
自身の髪を少しでも良い状態にしたいと思って使用しているトリートメントですが、使用方法を誤ってしまうと、改善するどころか髪や頭皮を痛めてしまうことも少なくありません。
各種トリートメントの効果や用途だけではなく注意点を理解することで、よりトリートメント使用時の効果が期待できるようになります。
私が今まで多くのお客様を担当させていただいた中で比率の多かった、誤った使用方法をご紹介します。
もし当てはまるものがあれば、絶対に改善するようにお願いいたします。
トリートメントの使用量が多い
トリートメントを使用する際に、つい多くつけた方がより高い効果が期待できると思ってしまう方がいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。
髪の毛には、トリートメント吸収量の上限があります。
軽く握ってトリートメントがにじみ出てくる状態だとつけすぎで、無駄遣いをしていることになります。
またアウトバストリートメントを使用する際も、付けすぎはべたつきの原因になり、傍(そば)から見ると頭を洗っていない人のように見えてしまいます。
日々の定期的なケアが重要になりますので、一度に高い効果を狙ってたくさん使用せず、適量を心がけて塗布するようにしましょう!
しっかりと揉みこむ・ブラシでたくさん髪をとかす
トリートメントを内部にしっかりと浸透させようとしてたくさん揉みこんだり、ブラシでいつまでもとかしてしまう方がいますが、これは誤った使用方法です。
特にヘアカラーなどをしている方であれば、せっかく内部にしっかりと浸透させてキレイに染めた色をどんどん掻き出しているようなもので、退色の原因になります。
また、それ以外の方についてもトリートメントは内部にしっかりと浸透する効果がある中で、あまりに揉みこんだりとかしてしまうとキューティクルを傷つけてしまったり、元々内部に存在する髪の毛本来のたんぱく質の流失に繋がってしまいます。
ブラシでとかす場合も、優しくせいぜい2回から3回ほどまでにして揉みこみはなるべく行わず、軽く指で滑らすように使用しましょう。
トリートメントをしっかりと流さない
先ほども軽くお話している内容になりますが、主にインバストリートメントになります。
トリートメントはしっかりと流さないとベタつきや臭いの原因となってしまいます。また、頭皮に付着してしまい、頭皮環境の悪化によって薄毛になってしまうことも!
頭皮環境の悪化による薄毛の問題は、今日男性のみのお悩みではありません。現在では、多くの女性においても薄毛は他人事ではなくなっています。
若いうちの悪循環で、今は良くても長くファッションを楽しめなくなってしまうことも十分に考えられるので、しっかりとトリートメントは流すようにしましょう。
合わせて読みたい

まとめ
今回のお話は知っている人には当たり前のお話でしたが、実際に現場で仕事をしていると、意外なほどに誤った使用方法をしている人が多いのが現状です。
せっかく高い意識でトリートメントをしているのであれば、しっかりと効果を出したいのは当たり前ですよね?
ご紹介させていただいた内容を守って頂ければ、トリートメント本来の効果を期待できますので、ぜひチェックしてみてください。
最後に、どうしてもトリートメントをどれにしたら良いのか解らないという方は、自身の担当の美容師さんに毎日のスタイリング方法や生活リズム、自身の好みをお伝えして相談に乗ってもらうのが一番です。
当記事の内容をお伝えして、自身に合ったのを教えてもらうのもいいかもしれません。
それでは、皆様のより良いヘアケアライフをお祈りしています。
コメント