いつも丁寧に接してくれる男性美容師さん。
そんな美容師さんでも、『このお客さんは嫌い(苦手)だなー』と思ってしまうことがあります。
場合によっては、それが態度に出てしまうことも!
もちろん滅多なことでは嫌われることはありませんが、一度嫌われてしまうと美容師さんも人間ですので、修復は困難になってしまいます。
特に男性美容師さんはプライドが結構高いですので、そんなことにはならないように、今回は男性美容師さんが嫌い(苦手)なお客様に取る態度をご紹介していきます。
施術後に名刺を渡さない
新規のお客様でもう担当したくないと思ったお客様には、自分の名刺を渡していません。
メンバーズカードなどに担当者を記載する場合もありますが、その際も空欄のままにしてスタンプのみを押してお渡ししていました。
上記の対応をする主なお客様は、
- 予約時間を守れない人
- 話があまりにも騒がしくてお店の雰囲気を壊す人
- 料金の値下げを要求する人
などが挙げられます。
予約時間は時間に遅れることをあらかじめ連絡をしてくださり、場合によっては予約時間の変更や日付の変更など柔軟に対応してくださる方なら全く問題ありません。
お客様都合で遅れるにもかかわらずこちらにのみ様々な要求をするのは、時間通り来ているほかのお客様にもご迷惑をかけることになり、お待たせしてしまう原因になります。
社会人としてしっかりと時間を守ることができ、万一遅れる場合も連絡をするというのは当たり前のことだと思いますが、自分は客だから許されるという発想の方は次回以降も担当したいと思いません。
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証拠写真をしっかり撮り、その場で対応履歴を残す
自分を守るための保険にしています。
お客様の前では対応履歴としてや要望を忘れないためなどとして、一緒に確認しながらカウンセリングシートと名前を書いていただいています。
その内容としては、どれくらい切りたいのか?パーマやカラーのお客様であれば、どれくらいの仕上がりをイメージしているかなどをスタイル画像を見せて、近いものがあればその画像を保存しています。
上記の対応をする主なお客様は、
- 時間を追うごとに言ってることが変わる
- 毎回何かしらの理由をつけて直しを要求する
- 自身にこだわりがないことを強調してお任せにする
せっかくしっかりとカウンセリングをしても、話が二転三転するお客様がいます。
これは美容師にとって非常に怖いです。
カラーやパーマをならまだやり直しがききますが、カットは一度切ったら直しはかなり難しいです。
最初の話通りの長さに髪を切ったら、長さが短すぎるやこのスタイルではないなど急にスタイル変更をする人もいます。
このような場合は、時間をかけて伸ばしてから切り直す以外に方法はありません。
直しなどを要求された場合も、伸ばしてから来てくださいと言うしかないですね。
また、お客様の中にはこだわりがないことを強調して、『お任せします』や『私に似合う髪型で』などと言われる人が結構います。
ですが、私の経験上ではこだわりのない人など基本的にいません。
コチラがスタイルを提案してそのまま切ってしまうと、後で思わぬこだわりを言い始めるお客様が非常に多いのです。
切れば切るほど要求が出てきて、なぜ最初に言わないのかと思ってしまいます。
その場合も後々クレームになる原因の一つになりますので、事前にしっかりと予防線を張っておくことで後で返金などを要求された際にお断りする理由として、準備をするようにしています。
お店で取り扱っている商品の提案をしない
美容室でお店の商品を進められたりすることがあると思います。
理由としては、その日のスタイルを作るのに使用する必要がある場合や、次回以降の施術の際により施術がしやすいようにシャンプーを変えてもらったり、トリートメントを使用してもらいより指通りをよくしてもらったりなど理由は様々です。
中にはお店でノルマがある場合もあります。ですが、中には商品を進めたくないお客様もいます。
上記の対応をする主なお客様は、
- 以前通っていた美容室で聞いた話がすべてと思っている人
- YouTubeやネット上の情報を鵜呑みにしている人
- 意識高いですアピールが凄く、成分に対するうんちくや偏見を話す人
美容師さんによって、考え方は千差万別です。
にも拘らず、何か情報を得るとそれを鵜呑みにしてしまう方というのは正直面倒くさいのです。
お店ごとにも施術方法は様々で、カラーやパーマと言っても実に多くの種類があります。
店が変わればやり方も当然変わり、必要なものも異なります。
ですが、前のお店では『これが良いと聞いた』や『YouTuberがこれはダメって言ってた』などなど、情報にやたらと踊らされて中には専門家のような話口調で説明してくる人もいます。
美容商材に配合されてる成分などは、使用方法でメリットやデメリットが変わることをあまり考えていないことが多く、一度得た情報に対する信頼がデカすぎでなかなか理解していただくことが難しいです。
なかには『良くなかったら返金出来ますよね』などのように脅されることもあるので、こだわりがあまりに強い人にはとりあえず相手を尊重して相槌だけ打つようにして、こちらの考えを言わないようにします。
ですので、当然商品なども提案することはありませんね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
男性美容師さんに嫌われてしまうお客様の特徴についてご紹介してきましたが、時間を守れなかったり、周囲の迷惑に無頓着な人など、お客様だから許されるという甘えがあると、もしかしたら裏では嫌われているかもしれません。
私も今回説明したようなことが実際に起こっても笑顔で対応はしますし、大丈夫ですよ!というときもあります。
ですが、こちらの中ではしっかりと自分やほかのお客様を守れるように行動を起こすようになりますし、顧客データにブラックリスト登録してスタッフ全員が共有できるようにする場合もあります。
美容師さんから一線を引かれるようになるとあまり提案などもなく当たり障りのない話しかしてもらえず、自身のイメージしたスタイルになりづらくなってしまいます。
ぜひ今回のお話をチェックして、美容師さんとの良好な関係作りに活かしていただけたら幸いです。
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