美容・髪型

こうすれば良かったんだ!美容師が教える髪のボリュームアップ法

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美容室で髪を扱ってもらった時は髪がふんわりしていい感じだったのに、家に帰って鏡を見るとペシャンコになってしまっている。
「あー、がっかり」髪が細くて腰がない方の中には、このような経験をされた方も多いのではないでしょうか。

そんなあなたに、ベテラン美容師の私が出来るだけ知恵を絞り、ボリュームアップ出来るやり方をお教えします。

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髪のトップがペタンとする。パーマをかける以外で工夫できることは?

髪にボリュームを出すにはパーマをかけるのが確実な方法ではありますが、その他にもいくつかあります。

トップの髪を今より短めにする

極端な話ですが、坊主頭やスポーツ刈りの髪を想像してください。たいがいの髪の毛はペタンと寝ずに立ち上がっていますよね。
髪の毛は長いより短い方が、立ち上がりが付きやすいのでボリュームが出やすくなります。

担当の美容師さんに、現在のトップの髪の長さを少し短めにカットしてもらうようにしたら、良いのではないかと思います。

毛流に逆らわないヘアスタイルにする

ほとんどの人は、トップの毛流は左後方から右前方に向かって流れています。
この毛流に逆らった、例えば毛先を後方へ流すスタイルを作ろうとすると、どうしても根元をつぶすようにブロードライしなくてはなりません。

髪は根元が立ち上がらなくては、ボリュームがでないのです。
ですから、これは個人の好みもあるでしょうが、後ろより前に向かう毛流れのスタイルにすることをお勧めします。

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後頭部にボリュームを作るやり方

我々アジア人の頭部の骨格は、欧米人の骨格と比べると横は出っ張っているのですが後頭部の出っ張りが弱く、いわゆる絶壁頭の人が多いのです。
ちなみに私も、それはもう立派な絶壁頭の持ち主ですよ。

さて、後頭部にボリュームを出すには以下の方法があります。

後頭部を適切な長さにカットする

髪の毛は長いより短い方がボリュームが出ると書きましたが、後頭部においては少し事情が異なります。
全体に髪を短くして、いわゆる段カットにしている方は後頭部は少し長めにした方がボリュームが出て見えます。

逆にミディアムレングス以上の髪の長さの方は、少し段を入れてトップの髪を短くした方がボリュームが出やすくなります。

目の錯覚を利用する

私たちの目と言うか脳は、錯覚を起こし易いのです。

例えば同じ長さの2本の棒でも一方が横、他方が縦に置かれていると違う長さに見えますよね。
同じことがヘアスタイルにも言え、後頭部を出っ張って見せたければ他の部分を削れば良いのです。

例えばあなたが今ショートボブにしているのなら、頭頂部の下の部分つまり襟足部分に少し段差をつけて削ればそれだけで後頭部は出っ張って見えますよ。

美容師さんには「後頭部にボリュームを出したいからネープ(襟足)にグラデーション(細かい段差)をつけて」ってお願いしましょう。

髪のボリュームアップ

帽子をかぶると髪がぺたんとなる場合の対処法

「ボリュームが出にくい人に帽子は駄目でしょう」って言いたいのですが、それを言っちゃお終いなので、何とか手立てを考えましょう。

髪質に関係なくたいていの人は帽子を一定時間かぶっていれば、髪はペタンとなるものです。
特に夏場は汗で帽子の中はかなり湿度が高くなる訳で、その状態で髪の毛は地肌に押さえつけられている訳ですから、かなり硬い髪質の方でもぺたんとなります。

こまめに帽子を脱ごう

ずっとかぶりっ放しが良くありませんので、こまめに脱いだりかぶったりして頭の湿度を逃がしましょう。

キャップよりハットが良い

いわゆる野球帽タイプは、髪を地肌に密着させ易いと思います。
それよりハットタイプのものが、髪を押さえつけにくいと思うので、お勧めです。

髪に張りがなくてぺしゃんこになる場合の解決方法

パーマをかける

これが一番簡単で確実な方法です。
特に嫌いでなければ、ウェーブヘアが一番ボリュームが出るのではないでしょうか。

ブロードライのやり方を変える1

毛流にさからうようにドライヤーの風を当てれば、根元が立ち上がりボリュームがでます。
例えば、あなたが今、左に分け目のあるスタイルにしてあるのなら、右から左に向かい根元付近にドライヤーの風を当てて下さい。

この際注意しなければならないのは、髪が完全に乾くまではやらないで、生乾き程度まででやめることです。
完全に乾燥させてしまうと、変なスタイルに仕上がってしまいます。

生乾きまでは逆方向からドライヤーの風を当て、その後は通常通りのやり方でブロードライを行ってください。

当然この方法は髪が濡れていることが前提となっているので、霧吹きなどで根元付近を濡らして行ってください。そうすれば今までよりボリュームのあるスタイルに仕上がるはずです。

ブロードライのやり方を変える2

ロールブラシなどで根元を立ち上がるようにブロードライされる方は、出来るだけ根元近くにドライヤーの風を当て(やけどに注意)、そのままドライヤーの風を冷風にします。

髪の毛と言うのは冷えるときにしっかり形が付くので、熱風を当ててすぐブラシを放してしまうとせっかく付けた形が壊れやすくなるのです。

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まとめ

髪の毛が細い、太すぎる又は癖がある、膨れやすいなど髪の悩みは尽きません。
しかし現在は縮毛矯正、エクステ、増毛など技術の進歩で、たいがいの事は出来るようになりました。

やろうと思えばショートからいきなりロングや、強いくせ毛もあっという間にサラサラストレートヘアと言うのも可能な時代です。

でも、あなたがたとえどのような髪であろうとも、それはあなたを構成している個性の一部なのです。
例えば強いくせ毛のあなたの髪をサラサラストレートにしてしまうと、それはあなたの個性の一部が消えてしまったとも言えるのではないでしょうか。

美容師として私はあなたの個性を消すことなく活かして、ヘアスタイルを作りたいなと思っています。
時としてそれはとても困難だったりしますが、とても遣り甲斐がある仕事でもあります。

 

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