美容師といえば、給料が低くて労働時間が長いというイメージがありますよね。
そのため離職率も3年で80%といわれており、他の職種に比べると非常に高いです。
こんなに辞める人が多い美容師は、いったいどんな環境で働いてるのか気になりますよね。
お客様にもよく質問されますが、あまり詳しいことを言うと先輩の目があって怖いので、はぐらかしています。笑
なので今回は、お店では話せない美容師の労働環境を詳しく紹介していきます!
年収やボーナスは?気になる美容師のお金事情
お金って大事ですよね。
夢ややりがいだけでは生活していけないので、嫌なことや辛いことがあっても働いてるのは、お金を得るためといっても過言ではないかもしれません。
美容師は、年収が低いといわれている職業です。
では実際はどうなのか、具体的な数字なども交えてお伝えしていきます。
平均年収
美容師の平均年収は、302万円です。(参考:厚生労働省、基本統計調査)
一般企業のサラリーマンの平均年収が約400万ほどと言われているので、だいぶ低いですよね。
この値は美容師全体の数字なので、アシスタントとなるとさらに低くなります。
わたしが都内でアシスタントだったときは、月収が14万円でした。なので年収は、14万円×12か月=168万円です。低すぎますよね。
都内でひとり暮らしをしていたので、貯金は一切できず、給料日前はご飯を買うことができないくらいにはお金に困っていました。
そのため、副業をしている美容師は多いです。
特に美容師免許をいかせるヘアメイクは、拘束時間も短く時給もいいので人気が高いです!
ボーナス
ボーナスに関してはお店によりますが、出ないお店がほとんどです。
その代わり、スタイリストになると指名数に伴う歩合制の給料になります。なので、自分の頑張りやお店に与えた利益が月々自分にお金として返ってきます。
そのためボーナスがなくても、トップスタイリストになると年収が1000万超える人も中にはいます。すごいですよね、夢がありますよね。
アシスタントはそのようなスタイリストを目指して、ボーナス無しの低賃金でも頑張って働いてるのが実情です。
福利厚生
健康保険や年金など、一般企業のサラリーマンであれば給料から天引きされることがほとんどだと思います。
しかし、美容院の約半数は個人経営のお店なので、福利厚生が充実してないです。
ただでさえ給料が少ない中から保険料などを出すのは、すごく大変です。
そのため払うことができず、体調が悪くても保険証がないから病院に行けなかったり、年金を滞納してしまい差し押さえされてしまったりという知り合いの美容師もいます。
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美容師のリアルな休日事情!
美容師にも、休日はもちろんあります。
休みの日は何しようかなと予定を立てるのって、ワクワクしますよね。
でも美容師の休日は、完全にお休みができるというわけでもありません。
一体、どんな過ごし方をしているのでしょうか?
休日日数
美容師の休日は、月に6日~8日です。またサービス業のため、土日は休みが取れません。
休みたい日の希望を出してシフトを作っていきますが、自分の希望通りに休めないことや、連休を取るのが難しいこともあります。
そのため一般企業の友達とは予定が合わず、疎遠になってしまうことも珍しくありません。
その代わり、美容院は火曜定休のお店が多いため、美容師友達とは休みが合うのでよく遊びに行きます♪
休日の過ごし方
休日は出かけたり、家でゆっくり過ごしたりすることもありますが、練習やモデルハントをすることが多いです。
普段の営業時間内は練習することができないので、より早くスタイリストデビューできるよう、休日を使って練習するわけです。
また、練習に欠かせないのがモデルさんです。街中で、美容師に声をかけられたことありませんか?
マネキンでも練習しますが、実際の人間の頭の形や髪質などは様々でそれに合った施術ができるようにならないといけません。
そのため休みの日に街中に繰り出して、モデルになってもらえませんかとたくさんの人に声をかけてお願いしています。
離職率の高い美容師!やめたくなることは?
今までの話を聞くと、離職率が高いのは納得ですよね。
低賃金で長時間労働、そして練習やモデハンで休日が潰れてしまう…。
正直やめたくなることは何度もあります。とくに歴が浅くて辞めていく人の理由は、あまりに低すぎる給料からくる余裕のない生活へのストレスです。
しかし、辞めたけれども美容の仕事が嫌いになったわけではないんです。
そのため、アパレルや美容部員、マツエクといったこれまでの知識が活かせる職に転職する人が多いです。
また給料や福利厚生が充実している他の美容院に転職して、新たな美容師人生を再スタートしている美容師も多くいます♪
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まとめ
美容師の給料や休日について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
いつも楽しそうに見える美容師でも、こんなに大変な環境で働いてるなんてびっくりですよね。
しかしそんな環境の中でも、お客様に喜んでもらうため、自分の夢を叶えるために日々頑張っています。
さらに興味がある方は、今度美容師さんに直接聞いてみると、また違った事情が聴けるかもしれないですね♪
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