いつもおしゃれな服装とヘアスタイルで、出迎えてくれる美容師さん。そんな美容師さんにとってとても怖いのが、自身が薄毛になってしまうこと。
でも、薄毛の美容師さんってあまり見かけたりしませんよね?
もし自身の担当美容師さんが禿げていたとしたら、その人から頭皮ケア商材を進められたときに使ってみたいなんて思いますか?
私だったらお断りしてしまいますね。
では一体、美容師さんが薄毛にならないためにどの様なことをしているのでしょうか。ご紹介していきます。
美容師が禿げないためにしていること
シャンプー後は必ずドライヤーで乾かす
美容師さんが禿げないためにしていることについて調べていくと、必ずと言っていいほどシャンプーのすすぎや洗い方についての情報がありましたが、何故かそのあとの工程がすっぽりと抜けているものが目立ちました。
みなさんお風呂上りはしっかりとドライヤーを使用していますか?
男性であれば特に多いと思いますが、実際に乾かしている人ってかなり少ないですよね?
よく聞く理由としては、
- 乾かすのが面倒くさい
- 髪が短いので、寝る前にある程度渇くから
- 実家にはドライヤーがあったが、一人暮らしをしてから買っていない
などが私自身の身の回りやお客様から実際に聞いた内容になりますが、ハッキリ言います。
これではシャンプーをしている意味がほぼありません!
どんなにキレイにシャンプーをしても濡れたままあるいは生乾き状態で寝てしまうと、密閉された枕の間に湿気がたまり、人の体温によって温められることによって菌が大量繁殖してしまいます。
一説にはシャンプー前と変わらないか、それ以上に増える場合もあります。
頭皮環境の悪化は薄毛の根本原因になりやすいというのは、もはや常識ですよね?
ですので、美容師さんはどんなに忙しくても髪を乾かしてから寝るようにしています。
頭皮の保湿
美容室でのシャンプー後に頭皮にスプレーをかけてから、乾かしてもらった経験はありませんか?
男性であれば、サービスとして行っている美容室も結構多いです。
あれはシャンプーによって流された頭皮の水分や油分を補うために使用する、頭皮用の化粧水だと思ってください。
頭皮が乾燥や外気からの強い刺激を受けると、それを改善しようとして油分を過剰に分泌してしまいます。
それがかゆみやフケの原因になってしまったりして、頭皮環境の悪化につながります。
そうならないようにするために、美容師さんは日頃からシャンプー後やスタイリングする前には、頭皮用のコンディショニング剤などを使用して頭皮に適度な水分や油分を塗布すことで、様々な頭皮への刺激を未然に防いでいます。
適度な頭皮マッサージ
鉄板の頭皮ケアになりますが、マッサージもとても重要で、日々の生活習慣として是非取り入れて頂きたいことの一つになります。
美容師さんの場合は、後輩の指導などでシャンプー練習やマッサージ練習に付き合うことが非常に多いので、意識しなくても日常的に頭皮マッサージを行っていますが、異業種の方であればそんなことはありませんよね?
ですので、意識的にマッサージをする必要があるわけですが、主なマッサージのタイミングとしては、
- シャンプー中に揉み洗いをする
- シャンプー後のドライヤー前に、頭皮用のコンディショニング剤を使用してから
- 朝、髪をセットする前
などがあげられます。
上記3つのタイミングのいずれかの場面で、軽いマッサージをするというのが望ましいです。時間は長くても5分くらいで2、3日に一回くらいで十分です。
特に髪の毛の生え際を、全体的にマッサージしていきましょう!
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美容師さんの薄毛やハゲが気付かれない理由
美容師さんも人間です。どんなにしっかりとケアをしても薄毛やハゲになってしまう方もいます。
実は私が以前勤務していた美容室にも、そういった美容師さんがいました。
ですが、お客様には全く気付かれることなく平然と過ごしていました。
ではなぜ禿げていると気づかれることがなかったのかを、お話していきます。
帽子を被る
数ある接客業の中で、帽子を被って仕事をできるというのは美容師くらいかもしれませんが、私の勤務していた美容室では、オーナーからの指示で禿げている美容師は帽子着用が義務化していました。
私の同僚は皆さんもよく知るサザエさんの波平さんのような髪の毛で、頭頂部はほぼ髪の毛はなく、サイドと後頭部のみ髪の毛が残っている状態でしたが、毎日たくさんの種類の帽子を被ることで、お客様からはいつもおしゃれな帽子を被っている美容師さんとして認知されることに成功していました。
これは美容師という職業柄、うまく誤魔化すことができたのかもしれませんね。
ウィッグを被る
知らない方のために説明すると、ウィッグとは要するにカツラのことです。
種類も様々で頭全体を覆うことのできる従来通りのまさにカツラといったものから、前髪のみや頭頂部のみを隠すものまで、その用途に合わせて使用することができます。
私の同僚も帽子を被るだけではなく前髪だけのものを使用して、帽子から前髪を覗かせたり、ごく稀にですが帽子の下に全体を隠すウィッグを被ることで、お客様によりばれない工夫をしていました。
いくら帽子を被っていても、毎回前髪が見えない状態ではさすがに疑われるので、帽子を被る中でも定期的に帽子から覗かせる髪を変化させることで、より自然に見せることができていました。
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まとめ
美容師さんは、お客様から『こうなりたい』と思わせるように、おしゃれに気を使う必要がありますが、それでも遺伝などが原因で禿げてしまう人もいるのが現実です。
それでも日々の頭皮ケアにより少しでも薄くなるのを遅らせていたり、帽子やウィッグを使用して巧みにおしゃれとして成立させるなど多くの努力をしています。
その結果が美容師さんはハゲている人がいないのでは?といったイメージに繋がっています。
皆さんがもし行きつけの美容室で帽子をいつも被っている美容師さんを見つけても、帽子を取れなんて野暮なことは言わないようにしてくださいね!
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