「なんだか最近、前に比べて髪の状態が…」
30代後半からは『エイジング世代』と呼ばれ、年々髪の毛の変化が出やすくなっていきます。
- 分け目が薄くなった
- 毛が細くなった
- コシが無くなった
- 毛量が少ない
- 地肌が見えるようになった
- 髪が薄くて後ろのボリュームが気になる
等々、特に女性で髪の毛がこういう状態になってくると、気分が落ち込んできますよね。
僕もエイジング世代にちょうど足を踏み入れた年代なので、若い頃に比べて髪の状態が変わってきたなと思うことはよくあります。
でも、その悩みは実は結構簡単な方法で良くなるかもしれません。
この記事では、そんなエイジング世代の悩みを持つあなたに、改善と対策方法をご紹介していきます。
その髪の悩みの原因は?
エイジング世代の悩みは、ほとんどが上に挙げた内容です。こういった状態になった髪の毛を、『エイジング毛』と呼びます。
これらは『毛量』『毛の細さ』『ボリューム』『コシ』など、人によって悩みが違うように思えますが、実はその原因のほとんどが『加齢による頭皮環境(ヘアサイクル)の乱れ』です。
頭皮環境(ヘアサイクル)の乱れ
髪の毛には、毛が生えてきてから抜けるまでの周期があります。簡単に言うと髪の毛の寿命です。
成長期(早期、中期、後期)
↓
退行期
↓
休止期
↓
脱毛
という周期が髪の毛の一本一本にはあり、これをヘアサイクルと呼びます。
本来はこの周期を女性は約4年から6年をかけて繰り返していくのですが、加齢による頭皮環境の乱れにより、このサイクルが崩れることがあります。
このため、『エイジング毛』と呼ばれる髪の毛の状態になってしまうことになるわけです。
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エイジング毛になった時の対策
原因となっている頭皮環境の乱れを、改善させる必要があります。
「どうやって!?」と、なりますよね。
方法は2つあり、『生活習慣を整える』か『育毛アイテムを使う』のどちらかです。
生活習慣を整える
エイジング毛に限らず、普段から健全な生活習慣を送ることは大事なことだと思います。
例えば食事は髪の毛の主成分であるタンパク質をより多くとり、髪の毛を生やすスイッチとなる亜鉛が含まれている、『フィレ肉』『青魚(いわし)』『納豆』などが良いとされています。
それ以外にも、
- 充分な睡眠をとる
- ストレスを溜めない
- タバコやお酒を控える
などが必要になってきます。…ちょっと厳しいですよね。
育毛アイテムを使う
自力でなんとかするのは結構大変です。それが出来るのならそもそも髪の毛は丈夫になっていたはず。
なので、『育毛アイテム』に頼ることにします。
育毛アイテムというと、
- 育毛剤
- 育毛シャンプー
- サプリメント
などがありますが、おすすめは『育毛シャンプー』ですね。
最近は女性用の育毛シャンプーなども販売されているので、カラーやパーマをして髪の毛の傷みが気になる方にはよりおすすめです。
ハリ、コシ、ボリュームを今以上になくさない為に
大元の原因は頭皮環境の乱れにはなりますが、髪の毛のハリ、コシ、ボリュームが少なくなってきた原因に関しては、『髪の毛の傷み』の可能性もあります。
これは、髪の毛の中の水分が乾燥によって少なくなってしまい、キューティクルが傷んで本来の髪とは異なった状態になっているのが原因です。
そういった時にご自分で気軽にできる方法としては、『アウトバス』がおすすめです。
- トリートメントオイル
- トリートメントミルク
- ヘアクリーム
などが主なアウトバス用品としてあり、髪質や質感の好みなどで使い分けることが出来ます。
おすすめは『トリートメントミルク』です。
オイルやクリームとは違い、乾かす前と乾かした後での『二度付け』ができるのが特徴で、二重につけることでより髪の毛の補修効果が期待できます。
オイルやクリームで二度付けするとベタベタした質感になりやすいのですが、ミルクだと二度付けしてもサラサラな質感をキープしてくれるので、使いやすいです。
地肌を見えづらくするためのテクニック
少し技術的な話になりますが、分け目やトップの地肌を目立たせなくする方法としては、『ドライヤーの使い方』が重要です。
ブロー技術ほどの大変さはなく、簡単にできるテクニックです。
分け目やトップのペシャンとしているボリュームのほしい箇所の毛束を真上に引っ張り、その髪の根元部分にドライヤーで熱を当てます。
数秒当てて根元が温かくなったら、ドライヤーを離して2~3秒根元を冷まします。これを3~4回繰り返すと、『根元に立ち上がりがつく』のが分かると思います。
根元が立ち上がることで地肌が見えづらくなり、ボリュームアップすることができます。
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まとめ
頭皮環境の乱れ、と聞くと、なんだか大がかりなことをして改善していかないといけないような気がしてきますが、決してそんなことはありません。
育毛アイテムを使ってヘアサイクルを整えたり、上手なドライヤーの使い方をすれば、結構簡単にあなたの髪の悩みは解消できます。
悩んでいるよりは、今あなたができる対策を是非ためしてみてください。
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