せっかく美容師になることはできたけど、「もしかしたら美容師に向いてないのかもしれない…」と思っているあなた。美容師は、離職率の高い職業です。
専門学校を卒業し、新卒で美容室に入って「さあ、これから頑張るぞ!」となっても、最初の1年で約半分の新人美容師が辞めていきます。
でもこれは仕方がないことです。
『美容師』ってなんだか華やかなキラキラした職業っていうイメージが強い部分があって、実際に働くようになってみると、そのイメージとのギャップに打ち負かされてしまいます。
そういう僕も、「美容師に向かないのかもしれない…」と何度美容師を辞めようかと思ったか分かりません。
この記事では、そんな自分は美容師に向かないのかも?と思っているあなたに、本当に美容師に向いていない人の特徴を紹介していきます。
美容師に向いていないかもと思い悩む前に
冒頭でも書きましたが、『美容師は最初の1年で新卒の半分が辞める』職業です。
この1年という短い期間で辞める新人は、単純に「思ってたのと違う…」という理由で辞める子がほとんどです。
でもそれは、『美容師』に向いているかどうか?ということではなく、『まだ社会に出るのが早い子だった』だけだと思います。
どんな仕事であっても楽な仕事はないですし、イメージとのギャップがある仕事は美容師だけだはありません。
本当に向いていないのかどうか?は、最低でも2年目以降に考えるようにしましょう。
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美容師に向いていない人はこんな人
最低でも1年は美容師として働いた、その後に向いていないのかもしれないと悩んでいるのなら、きっとそれは『技術的な悩み』や『接客面での悩み』、もしくは『人間関係での悩み』だと思います。
それぞれの向いていない人の特徴を挙げていきます。
技術的に向いていない人の特徴
『美容師は一生勉強』と言われるほど、ずっと勉強して成長していかないといけないのが美容師です。これには、『向上心』が必須になってきます。
人には得手不得手があるので、しっかり向上心を持って自分の技術を上げるために練習しているのなら、例えなかなか技術が上手くならなくても、あなたは美容師に向いています。
逆に、覚えが早くてどれだけ技術が上手くなっていっても、向上心がない人はそのうち飽きて辞めてしまいます。
接客面で向いていない人の特徴
美容師は技術職であり、接客業です。当然、お客様と会話をする機会は多いですし、それは2年目のアシスタントでも同様です。
会話自体は慣れていけばなんとかできるようになりますが、向いていない人は『お客様の気持ちが分からない人』です。
敬語や言葉のチョイスなどは慣れと経験で改善していくことはできますが、「こんな風にされたら嫌だろうな」という相手(お客様)の気持ちが察することが出来ない人は、美容師には向いていません。
人間関係で向いていない人の特徴
美容師の職場は意外とかなりの体育会系です。
先輩の言うことは絶対であったり、勤務時間も長く、技術を上げるための夜練、朝練もあります。
他の職業よりも先輩や同僚と一緒にいる時間が長くなる分、仲良くなることも多いのですが、そこは縦社会です。礼儀をしっかりわきまえることは大事です。
礼儀と言ってもそんなに難しいことではなく、朝出勤したら大きな声で「おはようございます!」や、帰るときには「お疲れ様でした!」と元気に言えるだけで十分です。
先輩たちもそこまで多くの礼儀作法を、後輩に望んではいないはず。逆にそれすら出来ないのであれば、美容師には向いていないですね。
美容師を辞めたいと1人で悩む前に
あなたが美容師に向いていないのかもしれないと悩んでいるのであれば、1人で悩まずに誰かにちゃんと相談してみてください。
美容師という仕事は休みも不定期で土日も仕事なことが多いため、学生時代の友人たちとは疎遠になりがちです。
入社して1年が過ぎたあたりだと、年の近い先輩ぐらいしか相談相手がいないかもしれません。
かと言ってもっと上の先輩や店長、オーナーには相談なんてなかなかし辛いですよね。
親や兄弟、家族の誰でもいいですし、久しぶりに学生時代の友人に連絡を取ってみて相談するのも良いと思います。
「自分は向いていないんじゃ…」と1人で悩んでいるといつまでも答えは出ず、しっかり頑張っているのに『退職』という残念な結果になってしまいます。
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まとめ
美容師という仕事を客観的に見たときに、おそらくかなり特殊な職業だと思います。
職人気質な体育会系であり、華やかなイメージの強い肉体労働です。こんな特殊な職業ですが、結局向いていない人は『ちゃんと出来ない人』です。
技術、接客、人間関係、どれも美容師以外の仕事でも大事なことですが、特に美容師をやっていこうと思うのなら、こういったことを『ちゃんと』出来ない人は美容師には向いていません。
あなたが普段のプライベートでも約束事を守る『ちゃんと』した人で、何年も美容師という仕事を楽しく出来そうだと感じるのなら、きっとあなたは美容師に向いている人だと思いますよ。
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