美容室での過ごし方は様々。楽しみにしていることも人それぞれですよね。
しかし、統計的に見ると、美容室が苦手。嫌い。という人の割合がとても多いのです。美容師としては、とても残念な結果なのですが・・・。
苦手。嫌い。という人に、何が嫌なのか、を聞くと、「美容師に話しかけられるのが嫌!」という声が多いです。確かに、私も、たまに、他店に行くことがありますが、やたらと話しかけてくる美容師もたくさんいるのも事実。
今回は、美容師目線から、お客様との会話について、お話しさせていただきます。また、話したくないときの対処方法もお伝えしますね!
美容師が会話をしてくる際の実際の本音はコレ!
もっと良く知るための情報収集
初めての美容室に行ったとき、根掘り葉掘り色々聞かれる。なんて経験したことありませんか?
新規のお客様は、今、初めて、会った人です。美容師さんがどんな人かわからないように、美容師もお客様のことは何も知りません。
「ただ、髪を切ってくれればいい!!」と、お客様は思うかもしれませんが、
- その方が、普段どのような生活をされているのか。
- 何が好みで、どのような雰囲気の方なのか。
それによって、作るスタイルや、提案するスタイルが変わるんです。ただ、お話をしたいというわけでなく、まずは、情報収集をしている。というイメージですね。
その為に、関係ない!と思われてしまうようなことまで、聞きます。
お出かけのタイミングに合わせるため
そして、「お出かけですか~?」って、聞かれたことありませんか?かなりの確率で、経験があるのではないでしょうか?
それは、お出かけのタイミングで、一番良いスタイルに合わせるため。
お出かけがあるから事前に美容室に来た場合、例えばそれが10日後だったら、今ではなく、10日後のお出かけに標準を合わせて、逆算します。
たかが10日でそんなに変わらないでしょ!と思われがちですが、髪の毛は、カット後3~7日で、一度スタイルの落ち着きが出てくるんです。特に、パーマをかけた時は、10日でだいぶ変わってきます。その為の、会話・・をするわけです。
リフレッシュしてもらうため
美容室にもよりますが、入社後のカリキュラムに、会話を入れているところもあります。美容室は、髪の毛を整えるだけでなく、癒し、ストレス発散を含めた、心身ともにリフレッシュしてもらえるところ。という捉え方があり、「接客」「もてなし」の一環として、会話が含まれているんです。
新人で、初めての方に話しかけるというのは、なかなか難しく、ぎこちなくお天気の話をされた。なんてこともあるのではないでしょうか?
中には、お話をしたくて、来ている。という方もいらっしゃるのも事実なので、ある程度、仕事の内容に会話も入っている。という解釈で良いでしょう。
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美容師さんに会話して欲しくない場合はどうする?
「仕事の内容・・とは言っても、それが、嫌なんだよ・・・」ってことですよね!?
実は、美容師としても、初めてのお客様に、会話のネタを探して、話を振るのって意外と大変なんです。カット等の施術をしながらですからね~。できることなら、技術に集中したい。と思うことも正直あります。(これはあくまで私個人の感覚です)
会話が嫌な場合は、ハッキリ言ってしまってよいと思います!
私は、カウンセリングの様子や、話しかけた時の反応、雑誌を読んでいる時の様子を見て、返事の反応が良くなければ、その後、必要な話以外はせずに、黙々とさせていただくのですが、中には、嫌な顔して返事して、話したくないオーラ全開なのに懲りずに話しかけてくる。なんて美容師さんもいますよね。
きっと、そのお店の方針なのでしょう。ホスト的な感覚・・おもてなしとして会話をする美容室だと思います。だとしたら、お客様が嫌がることをしては、本末転倒。
なので、「ゆっくり、雑誌を読みたいので・・」とか、「お話しするの苦手なんです」と、伝えてしまってよいでしょう。疲れていたら、寝てしまう。というのも良いかもしれません!
それでも、話しかけてくるような美容室は、正直、オススメできませんね。
言いにくい。と、我慢してくださる方が多いのですが、ハッキリと言ってくれて、美容室にいる時間を、気持ちよく過ごしてもらったほうが、美容師としては嬉しいので、あまり気にしなくて大丈夫ですよ!!
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まとめ
話したくない。とは言っても、いきなり、黙ってカットしはじめる美容師は、感じ悪く見えてしまうので、ある程度、情報収集と、軽い世間話はさせていただきます。
しかし、過度な会話は、我慢することないので、ご自身の好きな空間を作って、快適な時間を過ごしてくださいね!!