ヘアアイロンを毎日使う方、結構多いのではないでしょうか?
簡単にパーマ風のウェーブスタイルも作れるし、ツヤも出るので必須アイテムですよね!
でも毎日使っていると、毛先がだんだん傷んできちゃう…。それに毛先が切れやすくなったような…。
なんてことありませんか?
今回は、アイロンによるダメージを最小限に抑えるコツや、絶対にやってはいけないことについて記事を書きたいと思います!
アイロンで髪の毛が傷むのは?
アイロンで髪が傷むのは、大きく分けると2つ原因があります。
熱でキューティクルがダメージを受ける
髪の毛の一番外側に、うろこ状に積み重なって鎧のように髪の毛を守ってくれている「キューティクル」と呼ばれるものがあります。
髪の毛のツヤ、手触りに大きく影響するキューティクルですが、実はとってもデリケート!
ヘアアイロンでのスタイリングではもちろんですが、日常のドライヤーやタオルドライなどの摩擦でも傷んでしまったり、剥がれてしまったりするんです!
これが、枝毛やキレ毛の髪の毛のダメージの原因になります。
タンパク質の熱変性によるもの
髪の毛は、そのほとんどがタンパク質でできています。
このタンパク質はアイロンなどによって高温の熱を加えすぎると、固まってしまいます。この固まる性質を利用して、カールを作っていくわけです!
卵に熱を加えるとゆで卵になる原理と同じことですね!
これを「タンパク質の熱変性」というのですが、髪の毛の内側にあるタンパク質が熱によって固まってしまうと、あちこちにダメージホールとよばれる空洞ができてしまいます。
そしてこのダメージホールから髪の毛の水分が流れ出やすくなってしまう・・・これがアイロンを毎日していると毛先がパサついてくる原因なんですね!
では次は、極力ダメージをさせないでアイロンでスタイリングする方法についてです!
必ず乾いている状態でアイロンをするべし!
「時間がないから半乾きの少し濡れているままアイロンをする」、これは絶対やってはいけません!
なんとなく、濡れている状態でアイロンをした方がまっすぐになる気がする!というのは大きな誤解です!
髪の毛の中にたくさん水分がある状態でいきなり高温のアイロン使用すると、髪の毛の中の水分が瞬時に蒸発します。
これは、水蒸気爆発が起きている状態と同じことなんです!
髪の毛は濡れているときが一番傷みやすいので、どんなに時間がない朝でも、必ず髪の毛は完全に乾かしてからアイロンをしてくださいね!
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洗い流さないトリートメントをつけてからアイロンするべし!
アイロンをする前に、できれば必ず洗い流さないトリートメントをつけてください!
髪の毛は乾いている状態でも、内側にしっかりと水分が保たれています。健康な髪の毛ですと、全体の割合の12%~15%は水分なんです!
そして、アイロンの熱でこの水分を少し飛ばしてカールを作るのですが、このとき髪の毛を熱から守り、余計な水分を蒸発させないようにバリアが必要なんです。
つまり、アイロンをする前に洗い流さないトリートメントなどで髪の毛を保護するのは必須!ということです。
トリートメントはミルクタイプやオイルタイプがおすすめ
洗い流さないトリートメントにも、色々な種類がありますよね。アイロンをする前につけるのは、オイルタイプがおすすめです。
オイル成分が髪の表面に薄い油膜を張ってくれるので、余計な水分の蒸発を防ぎ、アイロンの摩擦から守ってくれます!
仕上がりはしなやかで、なおかつツヤが出て、さらさらとした指通りになりますよ!
ただし!ここでは原材料にシリコンの入っていないものを使用してくださいね!
シリコンの入ったオイルをヘアアイロン前につけると、キューティクルなど髪の表面に必要以上のオイル成分が吸着しやすくなり、ダメージの原因となってしまうことがあります。
使い方はそれほど難しくないのですが、 最大のポイントはつけすぎないことです!
アイロンを使う前に使用する量は、補修成分を浸透させるというより熱や摩擦から保護することが目的なので、少量で大丈夫です!
特に髪の毛の細い方や髪の毛の量が少ない方はつけすぎてしまうと、アイロンをしてもベタっとした仕上がりになってしまうことが多いので、注意が必要です!
ヘアアイロンの温度設定を見直すべし!
アイロンを挟むときの温度は、何度設定にしていますか?
ダメージを気にして極端に低温で使われる方も多いかと思いますが、その場合だとカールがつきにくく、同じ場所に何度もじっくり熱を通すことになり、結果的に髪の毛へ過度な熱や摩擦を与えてしまい、ダメージを増やすことになりかねません。
そして低温でスタイリングすると、朝セットしても夜までカールがキープされないことも・・・。
それならば、高めの温度で短時間でセットしてしまった方がキープ力はもちろん、摩擦などのダメージは少なく済みます。
目安の温度は150度。ここから、ご自分の髪質やダメージに合わせて温度を調節してください!
180度前後がおすすめの方
くせが強い・髪が太い・髪が固い・ヘアカラーやパーマもしたことがないバージン毛・湿気で髪が膨らみやすくなる方
150度以下がおすすめの方
髪が細い・猫っ毛・ブリーチなどで髪がダメージしていて、濡らすとトロンとした髪になる方
中には、250度まで調節可能なヘアアイロンも販売されていますが、あまりにも高温すぎると髪の毛の炭化(焦げてしまう)が起きてしまうので、180度前後くらいまでに設定してくださいね!
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まとめ
毎日使う事も多い、ヘアアイロン。
じつはほんの少しやり方や温度を見直すだけで、ダメージを少なくすることができるんです!
もちろん、トリートメント効果が期待できるヘアアイロンも現在では多数販売されていますが、それなりに値段は張るもの。
まずはお家でいま使っているヘアアイロンを使い、こちらの記事で紹介した方法でヘアセットしてみてくださいね!
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