美容・髪型

え?その洗い方で大丈夫?髪が傷まない正しい洗い方を伝授します。

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テレビなどでシャンプーのCMは山ほど流れていますが、どれも髪の艶や落ち着きなどを強調するだけで、意外とシャンプーのやり方についての情報は流れていませんよね。
ほとんどの人が、自己流でシャンプーしているのではないでしょうか。

ヘアカラーやカットなどは多くても月に1度位しか行いませんが、シャンプーはほとんどの人が毎日行っているのではないでしょうか。だからシャンプーは、髪や地肌にとって大切な事なのです。

今、あなたの髪が傷んでいるのは、シャンプーのやり方が悪いのかもしれません。

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悪いシャンプーのやり方3つ

良いと悪い、この2つのやり方を説明するには悪いやり方を列挙します。
つまり、それをしないのが良いやり方です。

シャンプーは髪を洗うのだから髪と髪をゴシゴシこすって洗う

これは、最悪の洗い方と言えるでしょう。
髪と髪をこすり合わせれば髪のキューティクルに傷がつき、最悪の場合剥がれ落ちてしまいます。

本当のシャンプーとは、髪ではなく地肌を洗う事なのです。

シャンプー剤の良い香りを出来るだけ髪に残したいので、すすぎは簡単にする

気持ちは分かりますが、シャンプー剤の中には合成の添加物が山ほど入っているものもあります。
髪だけならまだしも、それが顔や背中などに触れることを考えて下さい。実際に、顔や背中にブツブツが出来て困っている人もいますよ。

ドライヤーをかけるのが面倒なので洗いっぱなしにしている

髪の毛は、濡れたままだと枕などとの摩擦で傷みやすくなります。
さらに寝癖もつきやすいし、湿ったままの頭皮は雑菌が繁殖しやすくなり、フケ、かゆみの原因になります。

シャンプーとトリートメントの正しい使い方

シャンプー剤の正しい使い方は、そのまま頭に振りかけるようなことをせず、手のひらに10円玉位の大きさ出し、それに少量のお湯を足して泡立てて、それを頭皮の上にのせて全体に延ばしてゆきます。

トリートメントはシャンプー後に両手で髪をはさみ、水気を取ったらトリートメント剤を手のひらに取り、手のひら全体と更に指の間まで良く延ばします。

そして髪の中間から毛先にかけて、優しくしごくようにして付けてゆきます。時間があれば、蒸しタオルで上から覆う様にするとさらに効果的です。

その後すすぎますが、痛みがひどい毛先などはトリートメント剤が少し残るくらいにしても良いと思います。

正しい髪の洗いかた

1.プレシャンプー

少しぬるめ(37.8度)のお湯で、地肌から毛先にかけて充分に濡らしてゆきます。
これでも、髪についたほこりなどは流れてしまいます。充分に濡れていないと、シャンプー剤の泡立ちが良くありません。

2.余分な水分をとる

髪から水分がボタボタ落ちる状態でシャンプー剤をつけても流れ落ちやすいので、両手で髪をはさみこみ余分な水分を切ってください。

正しい洗い方

3.シャンプー剤をつける

シャンプー剤をそのまま髪に付けるのではなく、手のひらに乗せて少量のお湯で泡立ててから地肌にのせます。

正しい洗い方

長い髪の方は、後頭部の髪をめくってさらに地肌に付けてください。その後、頭全体に延ばしてゆきます。

正しい洗い方

4.地肌を洗う

地肌に円やジグザクを描くように、気持ちが良いと思う強さで洗ってゆきます。

正しい洗い方

正しい洗い方

5.すすぎ

地肌にシャワーをかけて、しっかりとシャンプー剤を洗い流してください。

 

このように、髪を洗うと言っても実際には地肌を洗うのです。
髪に付着した汚れやにおいなどは、こすったりしないでシャンプー剤が付くだけで落ちてしまうのです。

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髪のタイプ別。本当に正しい洗い方

正しい髪の洗い方で書いたのは、いわゆる標準の洗いかたです。
髪や地肌の状態は千差万別なので、状況によっては少し変えなくてはならない場合もあると思います。

脂性の方

シャンプーしてもすぐに地肌がべとつきやすい方は、2度洗いした方が良いでしょう。
その場合1回目は簡単に行い、2度目を念入りに行ってください。

乾燥してフケが出やすい方

地肌が乾燥しているのに毎日しっかりとシャンプーしていると、さらに地肌が乾燥してフケもひどくなります。
その場合はシャンプーを念入りに行う必要はなく、簡単にすまして下さい。

それでも乾燥が収まらなければ、毎日シャンプーはしない、もしくは2回に1回はお湯ですすぐだけにするなどの対策を取ってください。

髪が傷んでいる方

髪が傷むのは毛先です。
痛みがひどい髪はシャンプー剤でも痛みが進む場合がありますので、出来るだけ毛先にはシャンプー剤が付かないように注意しながら洗ってください。

シャンプー後は、トリートメントを毛先にたっぷりと塗布してください。

髪が傷みにくい洗い方

髪を傷ませないためには洗いかたをどうこう言う前に、まず良質のシャンプー剤を使ってください。
市販のシャンプー剤は洗浄力が強すぎて髪を傷めてしまうので、それをごまかすために様々な添加物を混入しています。

その添加物が髪にとっては良くないものも沢山あるので、シャンプー剤は美容室で最低2000円位の物を購入してください。

アミノ酸系のやさしい洗浄力で添加物も少ないものにするだけで、髪の傷みはずいぶん変わってくると思います。
その上で、髪と髪とをこすらない、地肌を中心に洗う、完璧にすすぐなどを行えば、シャンプーで髪を傷めることはありません。

何分くらいかけて洗えば良いのか

正しい髪の洗い方で説明した手順で洗えば、個人差はありますがおおよそ7~10分位はかかると思います。

あとは個人差で脂性の方はもう少し長く、乾燥している方は短くと言うようにカスタマイズすれば良いのではないかと思います。

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まとめ

はるか昔、私が美容室に勤めだして最初に習ったのがシャンプーのやり方でした。
最初のうちはお客様のシャンプーばかりして、多い日は1日に10人位はやっていたでしょうか。

そうすると手の脂分がほとんどなくなってしまい、だんだん手の関節などにひび割れが出来てきます。

当時のシャンプー剤は今より品質が良くなかったせいもあるでしょうが、シャンプー剤の品質が良くなった今でも、将来がある美容師が手荒れが原因で辞めてゆく人が多いと聞きます。

 

頭皮や髪には地肌から分泌される脂分が、ある程度は必要なのです。とにかく清潔好きな私たち日本人は、体も髪も洗いすぎてかえって傷めているのかもしれません。
正直髪は2~3日洗わなくっても臭う事はありません。

「過ぎたるは及ばざるごとし」昔のことわざですが、現在の私たちの事を言っているのかもしれませんね。

 

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