ヘアカラーやパーマをしていて、髪の傷みが気になることはありませんか?
傷みを補修すると言ったら、トリートメントが思いつくと思います。
皆さんは、正しいトリートメントの使い方を知っていますか?
今回は普段から使うトリートメントについての疑問に、現役美容師がお答えします。
トリートメント使ってる?
当たり前のように言っていますが、皆さんはトリートメントを使っていますか?
おうちでシャンプーの後に付けている物が、必ずトリートメントとは限りません。ボトルの裏面を確認しながら、読み進んでみてくださいね!
そもそもトリートメントって何?
ここでのトリートメントとは、髪の毛を補修するものをいいます。
決して傷んだ髪の毛を治す訳ではありませんが、トリートメントをすることで今より髪の毛にも栄養が入り、キューティクルがコーティングされることで手触りが良くなり扱いやすくなるものです。
リンスとトリートメントの違いって?
お客様からよく聞かれるリンスとトリートメントの違い、又はコンディショナーの違いについてです。
市販のトリートメントの裏面を見ると表記が様々で、トリートメントと書いてあるものよりリンスやコンディショナーと書いてある物が多くあるように感じます。
まずはリンスについてですが、髪の毛の表面中心に働きかける作用があります。
弱酸性の髪の毛に対して、酸よりのリンスはパーマやカラーでアルカリ性に傾いた不安定な髪の毛を弱酸性に寄せてくれます。ツルツルと手触りが良くなり、サラサラした質感になります。
次にコンディショナーは、リンスよりも髪の毛の内部へ働きかける作用があります。
栄養素が、リンスよりも髪の毛の中に入り込んで補修します。
トリートメントは、この中でも1番髪の毛に対して補修、栄養素を与えるものになります。
サラサラよりも艶やかしっとりした質感になり、手触りだけでなく髪の内部から強くしてくれます。
傷みが気になる人はリンスよりもコンディショナー、コンディショナーよりもトリートメントと表記してあるものを使用するのがオススメです。
インバストリートメントとアウトバストリートメント
現在、トリートメントと言うと洗い流す方と洗い流さない方とあります。
インバストリートメントとはシャンプー後につけて洗い流すもの。アウトバストリートメントは、ドライヤー前につけて直接髪の毛を補修するものです。
インバストリートメントは主にキューティクルの補修、カラーの色持ち、ハリコシに作用し、アウトバストリートメントはアイロンやドライヤーの熱から守り、その熱を使ってより内部まで栄養を入れ込んでくれます。
手触りとツヤの向上が断然にあがります。
どちらか一方を使用するよりも両方使うことで、髪の毛をいい状態に保つことが出来るのでオススメします。
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トリートメントの効果的な使い方
では、実際にトリートメントの効果的な使い方をお伝えします。
使い方を間違えてしまうと、せっかくの補修が上手くいかず勿体ないことになるので、よく読んでくださいね!
それぞれ、インバストリートメントとアウトバストリートメントの両方をご説明します。
自分の髪質に合うトリートメントを使う
まずは自分の髪質にあったトリートメントを選びます。
髪の毛は軟毛細毛、硬毛太毛、くせ毛など人それぞれです。
軟毛には、ハリコシを出すトリートメント、硬毛には柔らかさやしなやかさが出るトリートメントを使いましょう!真逆のものを使うと、効果が半減どころか扱いにくくなります。
また、髪の傷みの原因がヘアカラーなのか、アイロンの乾燥なのかでもトリートメントの働く部分が変わるので、自分に合うトリートメントを探すことが必要なのです。
アウトバストリートメントについては、オイルタイプとミルクタイプがあり、質感の好みや季節によって使い分けるのがオススメです!
トリートメントの使用頻度
トリートメントの頻度は、お客様からよく聞かれる質問です!
トリートメントの使用は「特別なこと」のように思われがちですが、美容師から言わせてもらうとトリートメントは毎日使って欲しいものです!
シャンプーの後にリンスやコンディショナーの代わりにトリートメントを付けてクシでとかして、時間に余裕があれば3分程置いて流してください。
例えば、使っているリンスなどが余っている場合は普段そちらを使い、3日に1度トリートメントを使うようにしてもいいと思います。
あまり特別なケアと思わずに、毎日のお手入れとしてトリートメントを取り入れてみてくださいね!
アウトバストリートメントについても、ドライヤーを使う前に必ず使います。
たまにつけたり傷んでから使いだしても、髪の毛を治す訳では無いので意味がありません。
トリートメントの付け方
シャンプーでしっかり汚れを落とした後に、トリートメントを毛先中心に付けていきます。
量は多すぎても少なすぎてもよくありませんが、ショートヘアで百円玉サイズ、ロングヘアで五百円玉サイズで十分です。
間違っても根元には付けないようにしましょう。トリートメントの成分のコーティング作用で毛穴が詰まってしまうと、荒れる原因になります。
根元付近は、自分の毛穴から自然なアブラが出て栄養が行き届きます。
毛先はアウトバストリートメントで栄養を入れないとパサパサしてきますので、是非使っていきましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
トリートメントは、髪の毛の補修として必ずシャンプーとセットで使って欲しいヘアケアです。特別ケアと思わずに、毎日のお手入れとして使ってみてくださいね!
アウトバストリートメントも自分の髪にあったものを使えばお手入れがしやすくなり、ヘアカラーの色持ちも良くなりますのでオススメですよ!
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