サロンに行くときは、オシャレをして行きたくなりますよね。
美容師の人はみんな素敵だし、ダサい格好をして行きたくない気持ちは誰にでもあると思います。
けれど、いくらオシャレでも、サロンに行くのにやりづらい服を着て行ったら、せっかくオシャレしても煙たがられてしまいます。
今回は、美容師がまず間違いなく迷惑に思う服装を、4つに分けて紹介していきたいと思います。
是非参考にしてもらい、「やりづらい!この格好!」と思わせないファッションで「素敵なお客さんだな。」と美容師に印象づけましょう。
フード付きパーカーは定番中の定番
美容師が着てくると絶対に嫌がるのは、フード付きパーカーです。美容室界の定番中の定番!
フードが付いているとクロスが巻きづらく、カットする時も襟元が膨らんでハサミが入れづらいのです。
美容師の私もよくフードが付いているお客様のカットをするときは、「少しだけ頭を下げてもらって良いですか?」とお願いして、襟元をカットさせてもらうことがあります。
首の長さが短い方などはフード付きで来店されると、フードの高さの影響でカットした髪の毛がフードの上に溜まりやすく襟に入りやすくなってしまうので、極力フード付きの服装は控えましょう。
タートルネックは一番の強敵
ここで一番の強敵を紹介いたします。タートルネックです。
美容師がタートルネックを見ると、「配慮がないのかな」と思ってしまうことが多いです。
タートルネックは首周りをしっかり覆っているので、「ちょっと面倒だな」と思われながら施術されるかもしれません。実際、ネープの生え際が襟元で隠れてしまっているので、カットの邪魔をしてしまいます。
襟を折り返してもクロスをする際に膨らんでしまうので、少し動いただけでクロスが外れてしまいやすく、作業の中断に繋がります。
シャンプーの時も襟の膨らみで襟元が濡れる危険があるので、神経をさらに使い繊細な作業が要求されます。
私も、タートルネックで来店されるお客様に対して、「サロンに来るのが分かっているなら気を使って欲しいな」と思ったことがあります。
でも、優しいお客様は来店と同時に「襟元が深いのを着てきてごめんなさい。」など、気遣いの一声を掛けてくださる方もいます。この一言だけでも、「それなら仕方ないな」と思わせてくれます。
なので、迷惑な服装と思われたくない場合は、そもそもタートルネックを着て来店しないか、着てきてしまった場合は一言添えるようにしましょう。
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意外と多い!白い服は危険度MAX
意外と多いのが、白色の服を着て来られるお客様です。
一般的に汚れが目立ちやすいのが白色ですが、美容師からするととても危険なファッションなのです。
なぜなら、カットの時は全く問題ありませんが、細心の注意を払わなければいけないのがカラーリングです。白色なので付いてしまったらとても目立ちます。
もちろん、絶対に付けないのは前提ですが、「ひやひやするな~」と思いながらカラーリングをしなければいけません。
実際に私も、一番のプレッシャーを感じるのは、白色のタートルネックでカラーリングをする時です。
首元が白いタートルで覆われて、オーダーが黒染めだった時には緊張感はMAX。薬剤が跳ねないように繊細に施術したことは、今でも忘れられません。
それくらい、白い服は美容師に対してプレッシャーを与えてしまいますので注意してください。
白だけでなく、ブリーチを希望している場合は、黒い服も危険です。
ブリーチの薬剤が付いてしまうと、黒の部分が脱色してしまいます。一度脱色してしまった衣類は、戻ることはありません。
なので、ブリーチを希望しているスタイルの場合は極力、黒い服も控えましょう。
そして、やりたいスタイルに応じて服装の色を変えて行くことをオススメします。
実は見えています
こちらも良くあるケースで、オフショル系の服装やミニスカートなどの露出が多いファッションは下着が見えている場合があります。
男性スタイリストですと、本能的に見られていることがありますし、女性スタイリストだと「隙だらけだな」と感じられてしまいます。
もちろん、本人はそんなつもりもなくファッションとして着ているのは分かります。
ですが、接する距離が施術を通じてどうしても近くなってしまうので、節度のある露出を心掛けてもらえると、お互いに良い距離感でお話出来ると思います。
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まとめ
サロンに行くのにオシャレしたい気持ちは、とても良く分かります。
季節によって服装の形状が変わるので、パーカーやタートルネックは定番になってきますしね。
でも美容師としては、カットやカラーをするのが決まっているのだから、スムーズな作業のためにやりやすいファッションで来てもらえることを希望しています。
もちろん、どんな状態でも最高なパフォーマンスをすることが大前提ですが、お互いに気持ちよく過ごせるように、気を配り合える関係として小さな配慮を美容師も望んでいるわけです。
もし、説明した4つの服装をしてきてしまった場合でも、一声掛けてもらえるだけで「それなら仕方ないか」と思ってもらえるはずです。
しっかり施術してもらいたい場合や心配性な場合には、事前にやりづらくない服装でサロンに行くようにしましょう。
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