初めて行ったサロンで、なりたいスタイルを説明することって難しいですよね。
あれこれオーダーしても伝わるのか、心配になります。
どうすれば、スタイルが伝わるのか。何か写真など持っていった方がいいのか?
美容師さんに分かりやすい伝え方を、現役美容師の私が伝授します。
3種類のオーダー方法を覚えて、理想のヘアスタイルのオーダーが出来るようにしていきましょう。
なりたい写真や画像を準備する
1番伝えやすく、美容師さんにも分かりやすいのは、写真や画像を用意することです。
なりたいイメージを、言葉にするのは難しいです。説明するよりスタイルを見せてしまった方が、分かりやすいしイメージの共有がしやすくなります。
なりたい画像の探し方
まずは長さで調べます。
- ロング
- ミディアム
- ボブ
- ショート
おおまかに長さが決まれば、フォルムをスタイルに落とし込んでいきます。
- 前上がり
- 前下がり
- ワンレングス(まっすぐ)
この2つのキーワードを入れれば、検索に引っ掛かるスタイルが大抵あると思います。
他にもホットペッパービューティーやインスタグラムなどで同じように検索すると、膨大な画像が出てくると思うので、なりたいスタイルを探すことが出来ると思います。
少し恥ずかしいと感じてしまう方もいると思いますが、好きな芸能人の写真を見せるのもありだと思います。
現場で働いていて、「広瀬すずちゃんみたいな髪型にしてください」と言われたこともあります。
素直に伝えた方が美容師さんも雰囲気を汲み取りやすくなるので、遠慮しないでオーダーしてみてください。
この時、写真は正面だけではなく、サイドやバックが写っているものを持っていく方がより再現しやすいです。
サイドのフォルムが、「前上がりかな?」、「バックは短いのかな?」などとイメージに大きな違いが生まれづらくするために、準備をしておきましょう。
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思い切ってお任せしちゃう
そうは言っても、「自分で似合うスタイルなんて分からない」って場合は思いきってお任せしてしまうのもアリです。
美容師さんは美容のプロです。顔立ちやファッションを参考にして、トータルに似合う髪型を提案してくれるはずです。
事前にネットでスタイリストさんがどんなスタイルが得意なのかをリサーチしておけば、お任せするにしても仕上がりは予想出来ます。あとは勇気を振り絞って、「お任せでもいいですか?」と伝えましょう。
実際現場でも、「本日はどんなスタイルにしますか?」と質問すると、「何にも決めてきてないんですよね」と言われることが結構あります。
そうなると、美容師さんとしては「お任せでもいいのかな」と思うときもあります。
「ガラッと変えたい」、「少し変えたい」などの表現さえしておけば、今の気持ちに合わせてカットをしてくれると思います。きっと、最善のヘアスタイルを提供してくれますよ。
さらに、「イメージは固まっていないけど、取り敢えず雰囲気を変えるためにカットしたい」と思う場合は、来店前にはお気に入りの系統のファッションで行くと、イメージしてもらいやすいでしょう。
甘い感じのファッションなのか、ボーイッシュでさっぱりしているのか。
ある程度ハッキリしたファッションで来店すると、「こんな感じの人かな」と汲み取りながらスタイル提案してくれると思います。
あれこれ細かく指示をする
少し難しいかもしれませんが、細かく長さを指示するのも希望のヘアスタイルに近づける方法です。
例えば「前髪は眉下くらいで」、ボブであれば「アゴ下くらいでお願いします」などと、体の部分を目安にオーダーすると美容師さんもカットしやすいと思います。
ある程度美容師さんも、「このくらいかな」と思ってカットをしてくれます。
長さの指定をしておけば、「アゴ下くらいだからそれ以上は切れないな」と切り過ぎの防止にもつながりますし、お互いの長さの調節をしているので、大きな失敗にはつながりません。
「長さに細かいな」と思われてしまう場合もありますが、どうしても失敗したくない場合やちゃんとカットして欲しい場合には向いているオーダーの仕方です。
細かいオーダーを忠実にカットが出来るスタイリストは、技術もしっかりしていますし信用してもいいスタイリストの可能性が高いので、長く付き合える美容師さんを探している場合には良いオーダー方法となります。
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まとめ
サロンに行くだけでも緊張するのに、美容師さんを前になりたいスタイルを伝えることも、さらにハードルが高かったりしますよね。
今回ご紹介したオーダー方法は、現場で働く側として、スムーズにスタイルをイメージしやすいオーダー方法になっています。
「オーダーするのが、恥ずかしい」、「注文するのは失礼」と思っている場合も少なくないと思いますが、カットする美容師さんとしてはなりたいスタイルに近付けたいと絶対に思っているので、恥ずかしいとか迷惑とか思わずに、3種類のオーダーを試してみて理想のスタイルを共有出来ることを願っています。
どれも簡単だと思うので、手軽に試してみてください。
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