髪質の悩みというものは、多々あります。
- 硬い
- 多毛
- 広がりやすい
- 薄い
- 細い
- 傷み
このなかでも髪型の悩みとして多くあるのが、
- 硬い
- 多毛
- 広がりやすい
という髪質の場合です。
「したい髪型はあるけど毛が硬くて量も多いし…広がりづらい感じにどうにかならないかな…」
こんな風に思っているお客様は、結構いらっしゃいます。
特に髪の毛自体が丈夫で頑丈な髪質だと、スタイリングもうまく出来なかったりしますし、朝のお手入れも大変ですよね。
僕は男なので女性のスタイリングの悩みとは少し違いますが、髪質も硬めで多毛、傷みもあって朝のスタイリングはやっぱり大変です。
この記事ではそんな髪質でお悩みのあなたに、おすすめの髪型とスタイリングの方法をご紹介していきます。
悩んでいるその髪質は、実は優秀
硬毛、多毛、広がりやすいという髪質自体は決して悪い髪質というわけではなく、むしろもともとが丈夫な髪質になるので、髪の状態としては良いと言えます。
髪の毛が硬いというのはそれだけ髪の毛の表面のキューティクルが何層にもなっている状態になるので、標準的な髪の毛の人よりも傷みづらいというメリットがあります。
多毛に関しても量が多いのは将来的に見れば薄毛になるリスクが低いと言えますし、日本人の約9割はくせ毛と言われているので、硬毛で多毛なら広がりやすいのも普通です。
似合う髪型は扱いやすい髪型
『似合う髪型』というのは、結構美容師一人一人で考え方が違います。
僕の思う似合う髪型は、扱いやすい髪型です。
「美容室でカットし、美容師にその場でブロー、スタイリングもしてもらって素敵な感じになったけど、家に帰ってからシャンプーして次の日になったら全然同じ感じにセットできない!」
なんて経験ありませんか?それは、美容師が自分のテクニックに酔ってるだけのカットです。
当然、毎日美容師が同じ感じにセットしてくれるわけもなく、セットするのはあなた自身ですよね。
だったらあなたが楽にセットしやすいように美容師はカットしないといけないわけで、美容師じゃないとうまくセットできないのでは意味がありません。
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楽なのはロングスタイル
ご自分でセットなどが扱いやすく、硬毛、多毛、広がりやすいなどの悩みにも対応しやすいのがロングスタイルです。
長さがあれば髪の毛自体の重さで広がりづらくなってくれますし、毛先をすいて軽さを出すことも出来ます。
おすすめは、パーマをかけてのウェーブスタイルですね。毛先に動きが出て可愛く仕上がります。
スタイリング方法
ロングのウェーブスタイルは毛先が半乾きぐらいでドライヤーを止め、下から毛先を持ち上げるようにムースで仕上げます。
しっかりと乾かしすぎるとウェーブがきれいに出ませんし、ムースは水分の多いスタイリング剤なので半乾き状態で付けてもちゃんと馴染みます。
ポイントはあまり毛先まで引っ張ったりしないように、根本の方だけにドライヤーを当てるのを意識することです。
パーマは熱を当てすぎるとどんどん取れやすくなってしまいますし、熱による傷みの原因にもなりますからね。
肩上ボブもかわいい
毛先が肩にあたるぐらいの長さが一番はねやすい長さになるので、それよりも少し短めのボブスタイルも手入れがしやすくてかわいいです。
ただ、ボブスタイルはもともと重く見えるスタイルなので、毛先にだけ少しレイヤーを入れて内側を中心に量を減らして軽くするようにします。
そうすることで表面の髪の毛の重さで広がりを抑えることが出来、毛先の軽さがでます。
スタイリング方法
広がりやすい髪質でボブにした場合はあまりワックスなどは使わず、ヘアオイルやヘアミルクを髪の毛を乾かす前に付けて、毛先を内に入れるようにブローします。
ワックスなどのスタイリング剤をつけるとスタイリング剤自体の重さでボテっとした重い印象になってしまい、軽さが出しづらくなります。
もしブローが苦手でどうしてもスタイリング剤を使いたいのであれば、あまりセット力の強くないワックスやヘアクリームなどを毛先中心に付けて、動きを出すようにします。
少しアレンジに慣れが必要になりますが、例えば顔回りや襟足をあえて少しだけはねさせたりすると結構かわいいですね。
ショートスタイルはおすすめしない
広がりやすい髪質でショートにしてしまうと、抑えるべき重さがなくなってしまい、なおさら広がりやすくなってしまいます。
こうなると、毎日しっかりセット力の強いワックスなどでガチガチに固めたりしないと、全然収まらなくなります。
扱いやすさという部分からもかなり大変になってきますので、これはやめた方がいいですね。
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まとめ
今回ご紹介した硬毛、多毛、広がりやすいという髪質の悩みを解決するためのキーポイントは、『重さ』です。
単純に重さを取って軽くするというだけではなく、『髪自体の重さを利用する』といった感じですね。
スタイリング方法などは慣れも必要になってきますので、担当した美容師に普段のライフスタイルなどからアドバイスをもらうと良いと思います。
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