とにかく白髪と言うものは立ち上がりやすいし、乾燥しているし、おまけに染まりづらいときているから、とても扱いづらいものですよね。
しかし、白髪がない時より出てき始めてからの方が人生は長いので、非常に扱いづらい相手ですが、上手に付き合ってゆくしかありません。
白髪が染まりにくい場合の対処法3つ
白髪は、そうでない毛髪と比べるとキューティクルが厚めになっているので、どうしてもカラーの薬剤が毛髪内部に入って行きづらいのです。
そのため、美容師側も薬剤をおしゃれ染より多めに使用したり、放置時間を長くとったりなどの処置はしているのですが、どうしても染まりづらいお客様がいらっしゃいます。
暗めの色を選ぶ
ひょっとしたら、白髪染でも明るめの色を希望していませんか?
ヘアカラー剤の色素の量は暗めの色の物は色素が多く入っているのですが、明るくなるにつれて色素の量が少なくなっています。
そのため、白髪染用の薬剤でも明るめの物は白髪には少ししか色素が入らないので、どうしても色が薄くなり、染まっていない様になり易いのです。
こういう時はもう少し暗めの色で染めれば白髪も目立たない色になります。
薬剤を変えてみる
これは美容師側の判断ですが、ひょっとしたら白髪染用の薬剤ではなく、おしゃれ染の薬剤を使っているかもしれません。
ヘアカラーの薬剤には白髪染用とおしゃれ染用があり、同じ明るさに染まる薬剤でも色素の量はおしゃれ染用のものが少なくなっているのです。
もし、あなたの白髪の量が少なくて、あなたの色の要望がおしゃれ染の色だったりすると、染める方は白髪が染まることより、色味を出す方を重視しておしゃれ染の薬剤を使用しているのかもしれません。
染める前に白髪を染めることを重視してくれるよう、担当の美容師にしっかりと伝えましょう。
多少の違いは気にしない
厳密に言わせてもらえば、白髪とそうでない毛髪を同じ薬剤で染めると同じ色には染まらず、白髪の方が少し明るく染まっています。
一見同じ色に染まっているようでも、ルーペなどで詳細に見てみると色の違いが分かります。
あなたの場合特に両者の違いの落差が大きいのかもしれませんが、人は自分の髪は詳細にチェックしますが、他人の髪はそんなには見ないものです。
一度チャンスがあれば、白髪染をしている他人の髪も詳細に見て下さい。
完璧に染まっていると思えた白髪も、意外とそうではなかったことが分かるはずです。
昔のヘアカラーはとにかく全体をきれいな一色に染める事が重視されていましたが、現代のヘアカラー事情は変わってきており、わざと濃い色と明るい色に一つの頭を染め分けて、髪に表情や立体感を出るようにするのも日常茶飯事になっています。
ですから、極端に白髪が染まってないのは論外ですが、少し明るいくらいの色であれば、そんなに気にしないで良い時代です。
今流行のヘナなど天然の植物を使ったボタニカルカラーは、白髪とそうでない髪の染まり方は明らかに違いますよ。それでも、それで染めたいと言う方は非常に多いのも事実です。
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白髪染めを長持ちさせるために気を付けることとは?
白髪染の直後にパーマをかけるのはNG
ヘアカラー直後は、髪の状態がまだ通常には戻っておらず、キューティクルも完全には閉じていない状態なので、毛髪内部に入れた色素が流出し易くなっています。
また、パーマの薬剤もキューティクルを開く役割があるので、染めた直後にパーマをかけると色素がどんどん流れ出してしまい、せっかく染まっていた白髪も浮き出やすくなるので注意が必要です。
どうしてもパーマとカラーを同じ時期にやりたい場合は、パーマを先にかけそのあとにヘアカラーをするのが良いでしょう。
洗いすぎにも注意
同じことが、シャンプーにも言えます。
パーマほどはありませんが、お湯とシャンプー剤でもキューティクルは多少開きますので、1回ではわずかな量でも、数十回となると、ある程度の色素の流出は避けられません。
白髪染を出来るだけ長持ちさせるためには毎日シャンプーするのはやめて、せめて2日に1回くらいにしましょう。
色素入りのシャンプーもあります
ヘアカラーの退色を送らせるために、色素が入っているシャンプーがあります。
これならシャンプーするごとに少しづつ色素が入るので、白髪が浮いてくるのを遅らせる効果があります。
一般の店舗では扱っていないかもしれませんので、美容室で尋ねてみましょう。
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まとめ
初めて自分の髪に数本の白髪を発見した時は、まるでもう自分が若者ではなくなったような気がしてけっこうショックですよね。
しかし考えてみれば白髪と言うものは、今まで自分が一生懸命人生を生きてきた証のようなもではないでしょうか。
それに最近は「グレイヘア」と言って白髪を隠してしまうより、より活かして行こうと言う動きも出てきています。
ある程度の年齢になれば、白髪はほとんどの人に出てくるものです。
ただ隠すと言うより、上手に付き合ってゆきましょう。
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