「カラーのしすぎで傷みが…」分かります。
やらない訳にはいかないカラー、やればやるほど傷む髪の毛。悪循環ですよね。
美容室でトリートメントするのは、高いし時間もないし。
僕もカラーはかなりよくやっている方なので、髪の毛はダメージを受けてしまっています。
それでも美容師の髪がボロボロなのはよろしくないので、見た目には気を遣っています。
どう気を遣っているか?というと、『シャンプー』です。
この記事では、カラーのしすぎで髪の傷みを気にしているあなたに、どういう成分が入ったシャンプーを選べばいいのか?をダメージ別にご紹介していきます。
あなたの髪のダメージレベルは?
「髪が傷んでる…」とは言っても、傷み方には人それぞれ差があり、ダメージレベルが違います。
カラーやパーマをしたことが無い人は「バージン毛」と呼ばれる髪の毛で、これが一番傷んでいない髪の毛になります。
逆に何度もカラーやパーマを繰り返し、傷みすぎてしまっている髪の毛を「ハイダメージ毛」と呼びます。
見た目と触感で分かるダメージ診断
「ハイダメージ毛」までは傷んでない毛を「ミドルダメージ毛」、その下を「ローダメージ毛」と3段階に分けます。
ハイダメージ毛
濡らすと髪がくっついて絡んでしまう。髪の毛の芯がなく、指通りが非常に悪い。切れ毛が多く、全体的にパサついている。
ミドルダメージ毛
濡らすとふやけた状態になる。髪の毛の芯があまりなく、指通りが悪い。全体的にパサつき、広がりやすい。
ローダメージ毛
髪の毛の芯はまだあるが、柔らかい状態。少し指がひっかかる。部分的にパサついた髪がある。
こんな感じに見た目や触った感覚で、あなたのダメージレベルを測ることができます。
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ハイダメージ、ミドルダメージのあなたはアミノ酸系、ベタイン系
ダメージ別で見たときに上位2つに入ってしまったあなたは、アミノ酸系かベタイン系の成分が入ったシャンプー剤がおすすめです。
どちらも『界面活性剤』というシャンプーには必ず入っている洗浄成分になりますが、傷んだ髪の毛や頭皮にはこれらの成分が入ったシャンプーが最も適しています。
アミノ酸系、ベタイン系の特徴と表記名
アミノ酸系とベタイン系は、どちらも髪の毛にも頭皮にも優しい成分です。
洗浄力が高すぎず、髪の毛と頭皮の油分を取りすぎないで洗ってくれる特徴があるので、必要な油分(バリア機能)を保ってくれます。
ベタイン系は主にベビーシャンプーにも使われているもので、目に入っても沁みづらいほど刺激の少ない優しい成分です。
アミノ酸系の表記名
よく配合されることが多いものをご紹介します。
- ラウロイルメチルアラニン
- ココイルメチルアラニン
- ココイルグルタミン酸
- ココイル可水分解コラーゲン
- ラウロイルメチルタウリン
成分によって『Na』とか『TEA』とか『K』とかのアルファベットが付きますが、そこはあまり気にしなくていいです。そこまでいくとホントにマニアックな話になってしまうし、好みによる部分が強いので。
ベタイン系の表記名
こちらもよく使われるものを紹介していきます。
- コカミドプロピルベタイン
- ココアンホ酢酸
- ラウロイルプロビルスベタイン
などです。
ほとんどのシャンプー剤は、容器の裏に成分表が載っています。
成分表は入っている成分が多いもの順に書かれていて、1番多い成分は『水』です。なので、これらの成分が『水』の次に書かれているシャンプー剤を選ぶといいですね。
石油系の成分は選ばない
逆に、ダメージを受けている髪の毛には使わない方が良い成分もあります。
石油系(硫酸系)と呼ばれるものがそれで、洗浄力が高すぎて髪の毛と頭皮に必要な油分(バリア機能)を落としすぎてしまう特徴があります。
成分自体が安価なので、ドラッグストアなどでよく見かける安めのシャンプー剤は、この石油系の成分が入っていることが多いです。
石油系の表記名
こちらもよく使われる成分を紹介していきます。
- ラウリル硫酸
- ラウレス硫酸
代表的なのが、この2種類です。
ダメージが強い髪の毛はキューティクルが剥がれている状態なので、すでに油分(バリア機能)が少なくパサついてしまっています。
その状態の髪を洗浄力の強いシャンプーで洗ってしまうと、なおさらバリアするものがなくなってしまいます。なので、この成分はおすすめ出来ません。
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まとめ
髪の毛がダメージを受けて枝毛、切れ毛になっていると落ち込んだ気分になりますが、『今の髪の毛の状態に合ったシャンプーを選ぶ』だけで驚くほど変わります。
『オーガニック』や『ノンシリコン』など、効きそうな言葉がたくさんありますが、ホントに大事なのは洗浄成分です。
カタカナばかりで読みづらかったかもしれませんが、実際に販売しているシャンプーは『アミノ酸系シャンプー』や『ベタイン系シャンプー』とは書かれていません。
表記名から読み取るのは慣れないと手間かもしれませんが、髪の毛の傷みを少しでも緩和できるよう、あなたに合ったシャンプーを是非探してみてください。
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